金庫の鍵が開かなくなった時、焦って色々な方法を試したくなる気持ちはよくわかります。しかし、間違った方法を試してしまうと、金庫を破損させてしまったり、状態を悪化させて、余計に開錠が困難になってしまうことがあります。最悪の場合、修理費用が高額になってしまうことも。この記事では、金庫開錠のプロの視点から、金庫の鍵が開かない時に絶対にやってはいけないNG行為を、具体的にご紹介します。まず、絶対にやってはいけないNG行為の一つ目は、「金庫を叩いたり、蹴ったりする」ことです。金庫は頑丈に作られていますが、強い衝撃を加えると、内部機構が破損してしまう可能性があります。特にダイヤル式金庫やテンキー式金庫は、精密な部品で構成されているため、衝撃に弱いです。叩いたり蹴ったりする行為は、絶対にやめましょう。 二つ目のNG行為は、「インターネットで見つけた怪しい開錠方法を試す」ことです。インターネット上には、金庫を自力で開ける方法と称して、様々な情報が出回っていますが、中には根拠のない情報や、間違った情報も多く含まれています。特に、特定のツールを使用したり、金庫を破壊するような方法は、非常に危険です。金庫を破損させてしまったり、怪我をするリスクもあります。インターネット上の情報を鵜呑みにせず、信頼できる情報源かどうかを慎重に判断しましょう。 三つ目のNG行為は、「潤滑油を鍵穴に大量に注入する」ことです。鍵穴の動きが悪くなった時に、潤滑油を差すのは有効な場合がありますが、金庫の鍵穴に大量に注入するのはNGです。潤滑油が内部機構に入り込み、故障の原因となることがあります。また、鍵穴にゴミやホコリが溜まっている場合は、潤滑油によってゴミが固まってしまい、かえって動きが悪くなることもあります。潤滑油を使用する場合は、少量ずつ慎重に試しましょう。 四つ目のNG行為は、「自分でピッキングしようとする」ことです。ピッキングは、特殊な技術と知識が必要な作業です。インターネット上でピッキングの方法を紹介している動画などもありますが、素人が安易に試すと、鍵穴を破損させてしまったり、ピッキングツールが折れて鍵穴に詰まってしまうことがあります。ピッキングは、専門の鍵業者に依頼しましょう。 これらのNG行為を避けることで、金庫の破損を最小限に抑え、スムーズな開錠に繋げることができます。
金庫開錠のプロが語る!絶対にやってはいけないNG行為