「まただ…」 朝、いつものように玄関の鍵を開けようとしたら、鍵が鍵穴の中でピクリとも動かない。 「勘弁してよ…」 実は、我が家の玄関の鍵穴、最近ちょくちょく機嫌が悪くなるのだ。 前回は、鍵穴クリーナーを使ったらなんとか復活したんだけど、今回はクリーナーを吹き付けても全く効果なし。 「どうしよう…」 今日はどうしても外出しなければならない用事があるのに。 時間だけが刻々と過ぎていく。 焦りだけが募り、頭の中はパニック状態。 とりあえず、ネットで「鍵穴 回らない」と検索してみることに。 すると、様々な原因と対処法に関する情報が出てきた。 その中に、「鉛筆の芯を鍵に塗ると良い」という情報が目に留まった。 「えっ、鉛筆の芯?」 半信半疑だったけど、藁にもすがる思いで試してみることに。 家にあった鉛筆を削り、鍵の鍵山部分に丁寧に塗りつけてみた。 そして、鍵を鍵穴に差し込んで回してみると… なんと、今まで全く動かなかった鍵が、嘘のようにスムーズに回るようになったのだ! 「マジか!?」 信じられない気持ちで、何度も鍵を抜き差ししてみたけど、全く問題なく鍵は回る。 鉛筆の芯に含まれる黒鉛が、潤滑剤の代わりになったのだろうか? 理由はよくわからないけど、とにかく鍵が開いたことに心底ホッとした。 まさか、鉛筆の芯で鍵穴トラブルが解決するなんて、本当に驚きだった。 今回の経験を通して、インターネットの情報も馬鹿にできないなと思った。 もちろん、全ての情報が正しいとは限らないけど、中には意外な解決策が隠されていることもある。 今後は、鍵穴のメンテナンスもきちんと行い、鉛筆の芯にもお世話にならないように気をつけよう。 でも、もしまた鍵穴が回らなくなったら、とりあえず鉛筆の芯を試してみるのもアリかもしれない。