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二度とバイクの鍵をなくさないための習慣
バイクの鍵を紛失した時の精神的なダメージと、時間的・金銭的なロスは計り知れません。しかし、幸いなことに、この種のトラブルは日頃のちょっとした心がけや工夫によって、そのリスクを限りなくゼロに近づけることが可能です。高価なセキュリティグッズを導入する前に、まずは自分の鍵の管理方法を見直してみましょう。最も基本的で、かつ最も効果的な予防策は、「鍵の定位置」を厳格に決めることです。自宅では玄関のキーフックに、バイクに乗る時はジャケットのこのファスナー付きポケットに、というように、鍵の保管場所を一つに限定します。そして、バイクを降りた後や、ヘルメットをメットインにしまう際など、鍵が手から離れる場面では、必ずその定位置に戻すという動作を体に染み込ませるのです。「ちょっとコンビニに寄るだけだから」と、タンクの上やシートの上に無造作に置く行為が、紛失の最大の原因となります。この習慣をさらに強固なものにするために、テクノロジーを活用するのも非常に有効です。スマートフォンと連携する「スマートタグ(紛失防止タグ)」をキーホルダーとして取り付けておくのです。鍵がスマホから一定の距離を離れるとアラームで知らせてくれるため、置き忘れを未然に防ぐことができます。また、最後に接続が切れた場所を地図上で確認できるため、万が一落としてしまった場合でも、探す範囲を大幅に絞り込むことが可能です。物理的な対策としては、大きめで目立つキーホルダーをつけるのも良いでしょう。存在感が増すことで、鍵を持っていることを意識しやすくなりますし、紛失した際にも見つけやすくなります。そして、何よりも重要なのが「スペアキーの作成と管理」です。必ずスペアキーを一本作成し、自宅など安全な場所に保管しておきましょう。イモビライザーキーの場合は特に重要です。最後の1本を失うことの甚大さを考えれば、スペアキー作成にかかる費用は、決して高いものではありません。これらの地道な習慣と備えが、あなたの愛車と楽しいバイクライフを守る、最も強力なセキュリティとなるのです。